天秤

婚姻届の書き方

知っていました?
結婚式をあげても、一緒に暮らしていても、指輪をもらっていても、
婚姻届けを出さなければ法律的に夫婦とは認められないそうです。
長年一緒に暮らしている二人でも婚姻届けを出していなかったら単なる内縁関係だそうです。

たかが紙一枚、そんなに急がなくてもいいなんて思っていたのですが、内縁関係の場合には、
子供も夫婦の子供ではなくて妻の子供になるそうなんです。

婚姻届けを出しておらず内縁関係の二人でも、関係が長くなれば一般的な夫婦と同じように、
相互扶助や貞操、同居などの権利関係はできるんですが、唯一相続権は発生しないのです。
やっぱり、婚姻届けは早めに出さなくてはいけません。

婚姻届けの用紙は市役所でもらえますが、
A3サイズの印刷ができるのならイインターネットでもダウンロードすれば自宅でも入手できます。
用紙を見る限り書き方はとても簡単です。
なんか簡単すぎて拍子抜けしてしまいます。

婚姻届けを出すところは、結婚後に住む住所地の市役所です。
結婚届を出す日こそ二人の結婚記念日になる日です。

婚姻届けの提出日

婚姻届けは一年365日24時間受け付けてもらえます。
なぜかはわかりませんが、日曜祝日、早朝、深夜かかわりなく受け付けてもらえます。
市役所の開庁時間以外は宿直の人が受け取ってくれるのです。

私の友達が、日曜日に婚姻届けを出したそうです。
自分たちにとっては生涯に一度の重要な記念の日なので、
ものすごく緊張していったそうですが、受け付けてくれた人は、本当に何の感情もなく、
特別親切でなければ不親切でもなく、笑顔もなければ仏頂面でもなく、普通の顔と物腰で受け取ってくれたそうです。
役所の人にとっては日常茶飯事のよくある仕事なんですね。

本籍地はどこでもいい

婚姻届には本籍地を記載しなければなりません。
この本籍地には特に規制がありません。
生活の場でなくても生まれた土地でなくてもかまいません。

二人の記念の土地でもいいし、好きな土地でもかまいいませんが、
あまり遠いところにすると戸籍謄本を取り寄せるときには郵送したりとても面倒です。
利便性でいうなら生活の場がおすすめです。

証人は誰でもいい?

婚姻届けには証人の署名欄があります。
証人って一体何をする人なんでしょう?

実は、証人欄に署名する以外に特に証人の仕事はありません。
二人に問題が起きても、相談に乗ったり仲裁したりする必要はありません。

極端な話、通りすがりの人でもいいらしいんです。
「成人が二人」ということだけが条件です。
なんだか緩いルールです。

私たちは、双方の父親に書いてもらう予定です。
婚姻届けって、出す本人にとってはとても大切で重いものなのに、書き方やルールが何となく緩い感じのする書類です。